精神疾患ってどういったものか漠然としか分からない人も多いのではないでしょうか。
もし、自分の身の回りで精神疾患の人がいて、少しでも理解をしたいと思うなら、まずはこの精神疾患というものについて知る努力が必要です。
自分の子どもが精神疾患と診断された場合にどういう風にしていけばいいのか・・・
今回は、知人の体験をもとに精神疾患について考えてみました。
精神疾患と子どもが診断された時に考える事
精神疾患だと診断された時、まずは本人の立場の事をしっかり考えてあげるべきと思います。
知人は、若いころから精神疾患を患っています。
最初の診断は17歳くらいの時だったといいます。
病院の先生から”てんかん”だと言われ、説明を色々聞いていると頭の中が真っ白になってしまったそうです。
自分で事実を飲み込むことが出来ず、落ち込んでいったといいます。
後天性の場合、特に自分の病気をいきなり前向きには考える事ができません。
否定する気持ちと落ち込む気持ちのループに入ったのち、やっと事実を飲みこめるようになります。
しかし、前向きに向き合うまで個人差はありますが、時間のかかる人もいます。
知人の場合は、15年くらい経ってやっと自分のてんかんと前向きに向き合っていけるようになったといいます。
他人から同情の目を向けられるのも、自分に注目が集まるのも、病気に理解のない人がいるという事に対しても、全てが「あなた(健常者)に何がわかるの?」と思ってしまうほど苦しんだそうです。
診断を下されたばかりの人に必要以上の心配は、返って気持ちを不安定にするものだと考えています。
そして、親が下向きになって「ごめんね」と謝られても「産まれてこなければよかった」と子どもは思うだけです。
もし、わが子が精神疾患を持っていると分かったら、親子共々前向きに明るく生きていくようにして行かないといけません。
その中でも、足並みを揃えていく事が大切です。
1歩進んでも2歩下がったり、2歩進んだと思っても停滞期が少し続いたり、色々あると思いますが、急ぐ必要はありません。
一緒に足並みを揃えて、ただ前向きに生きていくという事が大切です。
本人が崩れそうになった時は、支えてあげて、進めそうだという時は背中を押してあげる事が良い人生になっていきます。
精神疾患を持ったから悲劇なのだと思わない事です。
精神疾患の種類について
まず、原因には大きく3種類あると言われています。
・外因性精神疾患・・・外傷などはっきりした理由が分かるもの
・心因性精神疾患・・・ストレスが原因のもの
・内因性精神疾患・・・理由が全く見当のつかないもの
また、心因性には、主に急性ストレス障害やPTSDがあげられます。
内因性には、統合失調症や気分障害があります。
精神疾患には、他にもアルコール依存症、パニック症、適応障害、てんかん、薬物依存症、睡眠障害などもあげられます。
精神疾患患者と向き合うための日々のチェック方法について
一緒に向き合うためには、日頃からきちんと見守っておくことが大切です。
通院の日に、ちょっとした変化でも先生に伝える事が出来るように日頃からメモなどもしておくと良いでしょう。
精神疾患患者の意見だけでは、不確実なところもあります。
なるべく一緒に通院することもおすすめします。
知人の例を挙げるのであれば、現在ご主人と二人暮らしをしています。
てんかん発作は、ほぼ毎日出ているそうなのですが、さすがに寝ている時やボケッとしている時は、本人も記憶が曖昧でよく分からないそうです。
なので、自宅で発作が起きた際にはご主人がなるべくメモをしてくれているそうです。
また、そういった習慣の中から発作の前兆時には癖があるということも発見することが出来たといいます。
日々、一緒に居るからこそ少しの異変でも気づいてくれたのだと思います。
チェック方法は、普段からしっかり見守りながら接することが大切なのだと思います。
特にこれをしなければいけないという事はありません。
普段と違うな?と思ったら些細な事でもマメにメモして起き、通院の時に先生に伝える事が大切なのです。
また、分からない事があれば、どんな小さなことでも担当医にしっかり質問することもとても大切です。
さいごに
精神疾患について簡単にお話ししましたがいかがでしょうか?
精神疾患のある人を見かけた時、あなたはどう感じますか?
可哀そうとか大変そうとか思ってしまっていませんか?
そう思っているうちは、自分の子どもが精神疾患を患わった時、下向きになったり、あるいは自分を責めてしまいます。
そして、それは相手にも伝わってしまいます。
少しでも同情の目をなくしていく事が精神疾患患者との距離も縮めていけると思います。
私自身、娘が睡眠障害から双極性障害ではないかという状態で、現在病院で検査段階にあります。
周りにいる、特に家族がですが、どのように接するか考える時にあります。
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