子どもの勉強は、どこまで親が関わればいいのか?考えたことはありますか?
親がべったりつきっきりで見てあげるというのは、良いようであって、良くなかったりします。
なぜかというと、指摘されることが当たり前になり、自分で考えなくなってしまうからです。
今回のお話は、私の実体験も交えてお話ししたいと思います。
私の甥っ子は小学年生。
体を動かすのが大好き。
ジッとしているのはゲームをしているときくらい。
ゲームの時には、ものすごい集中力を発揮します。
まさしく、今どきの子どもですね。あまりにも勉強が嫌いで、普段は母親がつきっきりで勉強するものだから自分で考えるという習慣が身についていません。
特に苦手な漢字に至っては、注意されてばかりで苦手意識が強くなってしまいました。
ここからは・・・・
この流れでお話していきます。
漢字が苦手な子は、なぜ覚えられないのか?
甥っ子は、決して勉強ができないわけではありません。
ただ、ものすごくそそっかしい。そして、漢字が覚えられない。
そして書けません。
算数などの、計算問題は、比較的スイスイ解いてしまいます。
では、なぜ漢字が書けないのか?
これは、一緒に漢字の勉強をしていて感じたのですが、漢字を形で覚えているということ。
これは、どういうことかというと「なんとなく・・・こんな形だった」というふうに覚えているので、ハネが逆だったり、点の数が違ったりするのです。
漢字を形で認識しているので、似たような漢字が出てくると、もうお手上げです。
漢字が覚えられないお子さんを、よく観察してみてください。
書くときに「形で認識していないか?」意外と多いと思います。
昔の勉強方法は?
一昔前は、漢字の勉強はまず、漢字の成り立ちや覚え方を教えられました。
その後、書き順を覚えました。
留めやハネなども教わりました。
次に、漢字を繰り返し書くことで覚えました。
それと、繰り返し小テストですね。
「10回ずつ書き取り」や、「プリントやドリル〇〇枚」というように繰り返し書く事が基本でした。
余談ですが、昔と今では、書き順が違う漢字も存在するのですね(^▽^;)甥っ子曰く、「書き順はちゃんと教わっていない・・・」と。
漢字を覚えられない子は、漢字の成り立ちや覚え方、書き順を覚えていないことが多い。
これも、チェックしてみてください。
親と一緒に勉強するときは?
ついつい口出ししてしまいそうになりますが、親が一緒について勉強するときは口を出しすぎないことが大切です。
親は教えているつもりでも、子どもの考える力を奪っているかもしれません。
ヒントを与えたら、辛抱強く見守ることも必要です。
親も時間にゆとりのある時に、勉強を見てあげるのがいいかもしれませんね。
遊びながら覚えよう
小テスト形式で漢字の勉強をする時は、クイズのようにヒントを出してあげると子どもも楽しみながら覚えられるようです。
同じところを何度も間違えたとしても「この前〇〇って、言ってたよね?覚えてる?」というように、ヒントは毎回同じ言葉を選ぶと良いでしょう。
書き取り形式で漢字の勉強をする時は、実況中継のようにしてあげると、次の行動にスムーズに移れるようです。
「さぁ、次はどっちに払うのでしょうか~」「〇〇くんは、3回目の漢字を書き始めました~」「さっき注意された『留め』がしっかりできるようになりましたね!」等、褒めて伸ばす!も必要です。
最近の書き取り事情
繰り返し書く、漢字の書き取りですが、学校の宿題はプリントやドリル、ノートといったように鉛筆と紙で、これは昔ながらの方法と言えますしこれが、覚えるために一番いい方法だと思います。
でも、どうしても鉛筆を持つことが苦手・・・集中できないという子もいるでしょう。
世の中便利になったもので、もしタブレットをお持ちでしたら「漢字の書き順を覚えるアプリ」やってみてください。
自分の指で、習字のように書くタイプがおススメです。
10問程度で、全問正解でクリアなど、ゲーム性があると、ゲーム好きの子は「3回目でクリアできたよ!」というように、喜びます。
アプリで書き取り練習するときのポイントは、必ず書き順を声に出して言うことです。
指で漢字をなぞりながら「いーち、に、さん、しー・・・」のように、ひと角をなぞっているときは語尾を伸ばすといいようです。
繰り返し書くときに、書き順をしっかりマスターすることで、漢字を形ではなく編と作りで覚えられるようになります。
子どもの勉強方法に思うこと
いつの時代も、勉強が苦手という子どもはいるとおもうのですが、学校は、勉強ができる子と、出来ない子どちらに合わせて授業をすすめていくかというと、できる子に合わせて進めていきますよね・・・。
もし、我が子が授業についていけていなかったら?と考えると、不安になってしまう親も多いと思うんです。
家で一緒に勉強するときには、どうしたらそのことに興味を持つようになるのか?を考えながら、勉強するといいのかなと思います。
子どもの興味は様々。その子に合った方法が、必ずあると思うんです。「
出来ない」と決めつけるのではなく「出来る可能性」を一緒に見つけてあげてくださいね!
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