乾燥する時期になると、感染症の心配がありますね。
我が家では先日、保育園に通い始めた子どもが、手足口病にかかりました。
手足口病についてはこちら↓
こういった感染症の予防について疑問に思ったことのまとめ。
マスクは感染症予防に効果ないの?
マスクをすることで感染症の予防ができるという話を聞きますが、本当のところはどうなのでしょうか?
一昨年、私は妊娠中だったため、秋から翌春先まで毎日マスクをつけていました。感染症が予防できるかもというのと、実際のところは悪阻が酷くて、周りのニオイに辟易していたというのもあるのですが・・・(;^_^A
そのおかげかはわかりませんが、特に感染症にかかることもありませんでした。
マスクの種類は?
家庭用マスクには主に2種類あり、不織布(ふしょくふ)マスクと、ガーゼマスクがあります。
不織布というのは、織っていないという意味で繊維や糸などを織らずに熱や科学的な作用で接着させることで布にしたものです。ガーゼマスクは織って布にしてあるものです。
マスクはフィルター部分で埃や飛沫などの粒子をシャットアウトすることを期待するものです。最近のマスクは複数のフィルター層を重ねることで、より細かい粒子を遮断することが可能になりました。ウイルスは極めて小さなものですが、通常は液体と一緒に飛散するため、その液体の大きさを遮断できる不織布マスクであればウイルスの侵入を防ぐことが可能です。ガーゼマスクは織目が大きいためそういった点では遮断は難しいです。咳などのエチケットとして使用する分にはいいのですが、フィルターの性能で考えると不織布マスクのほうがおすすめです。
マスクを着けると立体。女性子供用50枚立体マスク |
感染症予防の効果は?
マスクでの感染症予防の効果に関しては、ウイルスを含んだ飛沫は不織布製マスクのフィルターにある程度は補足されますが、完全に吸い込まないようにすることはできません。人ごみに入る時間は極力短い時間にするなど、自助努力は必要です。
マスクを使う際は、なるべく顔に密着させるようにします。マスクのフィルターには病原体がついている可能性があるので、使用中はあまり触らないようにし、外すときもなるべく表面には触らないようにします。不織布マスクを外した後は手を流水で洗ったり、アルコール手指消毒を行うなど行います。不織布マスクは1回使い捨てで洗濯することはできません。
インフルエンザの予防にマスクは効果ある?
インフルエンザは、インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症です。罹患している人の咳やくしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスが、鼻腔や気管など軌道に入ることによって感染します。これを飛沫感染といいます。
もう一つは、接触感染です。これは感染した人が、くしゃみや咳を手で押さえたり、鼻水を手で拭った後の手でドアノブなどに触れることで、触れた場所にウイルスが付着し、その付着したウイルスに健康な人が手で触れ、その手で目や鼻、口といったところに触れることにより、粘膜や結膜などを通してウイルスが体の中に入り感染するものです。
空気中にあるインフルエンザウイルスを吸い込むことで感染する空気感染は、積極的な証拠はないとされていて、あまり心配しなくてもよいと言われています。
インフルエンザが流行してきたら、高齢者や慢性的な疾患がある方、疲労気味の方、睡眠不足の方は、罹患したときに重症化する可能性が高くなることがあり、人ごみや外出を控えることは効果があります。
インフルエンザの予防の基本は、流行する前にワクチン接種をすることです。インフルエンザワクチンは罹患した場合の重症化防止に有効だと言われています。
先にも述べましたが、ウイルスを含んだ飛沫は不織布製マスクのフィルターにある程度は補足されますが、完全に吸い込まないようにすることはできません。マスクの意義は、喉の粘膜を乾燥から守ることです。インフルエンザウイルスは乾燥を好みます。逆に湿気には弱いと言いますので、外出時にはマスクを使用したり、室内では加湿器などを使ったりして適度な湿度(50%~60%)を保つようにしましょう。マスクには、混雑した場所での飛沫感染を避ける意味もあります。また、自分がインフルエンザに罹患し、咳やくしゃみなどの症状がある時には、周りへの感染拡大を防ぐ目的もあります。
感染症の予防は手洗い・うがいが基本というけどなぜ?
手洗いは感染症一般に重要な予防策です。インフルエンザやノロウイルスや病原性大腸菌など、病原体の付着した手を不用意に口や鼻に持っていき感染したり、手についた病原体を飲食物に触れて飲んだり食べたりすることで感染してしまいます。
手は、見た目いは汚れているように見えなくても病原体が付着している可能性があるため、石鹸と流水で綺麗に洗い流す習慣をつけることが、感染対策の基本で最も重症な手段と言えます。
さいごに
早い地域は秋くらいからインフルエンザが流行し始めるところもあるようです。子どもの学校などで、学級閉鎖だという話を聞くようになると、身近にインフルエンザが迫ってきていることを実感します。罹患し重症化しないためにも、日々の手洗い・うがい・マスクなど自分でできるところから予防をしていきたいと思います。
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