最近、地方で老後を暮らしたいと考えている方が増えているそうです。
もともと地方出身で老後は田舎へというかたもいるみたいです。
今朝の”スッキリ!”では田舎に移住した方の失敗談・・・「こんなはずじゃなかったのに」という話をしていましたよ。
子育て世代が田舎へ移住をするきっかけとは?
以前から田舎への移住についてはメディアでも取り上げられていましたが、子育て世代が田舎へ移住するというのは何がきっかけでしょう?
子育て世代であれば、やはり子供のためという事が一番のようですね。
よく聞くのが、自然で遊ばせたい、健康に育ってほしいなどの理由が多いようです。
ただ、子供によってはせっかくできた自分の友人関係や馴染んだ生活環境が無くなってしまうことを嫌う場合もあるかもしれません。
それは親も同じですけどね。
それらを家族で話し合って、みんなで移住するわけですから一大プロジェクトですよね。
我が家でも田舎への移住の話が以前ありました。
その話が出たのは、新築の家を購入して数カ月たったときのことです。
主人の母方の実家が群馬にあり、おばあちゃんの家に住みたい(おばあちゃんは、おじいちゃんが亡くなってから一人にしておけないということで、現在は施設で生活しています。)と主人が言い始めたのです。
ものすごい田舎だけど、お金がかからない生活が出来るというのです。これから子どもが生まれてくる(当時私は妊娠中でした。)のに、いい環境だからというのです。
私は「そうなの?いい環境だね。」といいながらも、内心では家を買ったばかりだし、これから出産だし、田舎で病院も近くになくて、学校もスーパーも近くになくて、土地勘も無いところに行くのは無理!って思ってました。
結局主人の言葉はただの現実逃避的なところがあって、その話が本格的にすすむことはありませんでしたが、もし家族で田舎に引っ越すのであれば、その先での生活を想像してみることは重要です。
私は、群馬の田舎で夏は涼しいけど、冬はめっちゃ寒いよと言われたことと、周りに何もないと言われ、これから子育てをしていくうえで、自分では無理だと感じてしまいました。
これが、自分が生まれた実家の田舎であれば、その生活は想像できるので一家で引っ越しできたかもしれませんが(笑)
理想の田舎暮らしとは?移住の成功談・失敗談から学ぶ
一家で移住してよかったと思うことと、これは失敗だったな・・・と思うこと、それぞれあると思います。
例えば、もともと都会でしか生活したことが無い人が田舎に住むとなると、一番の問題は「ご近所さん」です。
私は、もともと田舎で育っていますので田舎でのご近所さんがどういったものかはわかりますが、都会に住んでるとその間隔の違いにびっくりすると思います。というか、たぶんひいちゃいますね(笑)
というのも、ご近所さんは常に見ています。
え?と思うかもしれませんがお互いにお互いの生活の様子を見ているんですね。
それは見張っているとかそううことではなく、田舎ゆえの環境かもしれません。
例えば、見知らぬ人がお隣の家に訪ねてきていたりすると「〇〇さんちに、これこれこんな人が来ていたよ。」なんていう話は、あっという間にご近所の話ネタになってしまいますし、夫婦げんかで大声でも出そうものなら「〇〇さんちは昨日、大声で夫婦げんかしていたよ。」なんてすぐに噂が広まっちゃいます。
逆にこれがいいこともあって、見知らぬ人が家の周りをウロウロしていたらあっという間にご近所さんルートで警戒の警鐘が広まるわけです。
泥棒さんはうかつに近づけないわけですよ。
前置きが長くなってしまいましたが、田舎住まいのメリット、デメリットを簡単にまとめてみます。
田舎移住のメリット
・物価が安い
・自然が多く住環境は良い
・ご近所づきあいがあって安心(コレはデメリットになることも)
・場合によっては自治体からの補助金あり
田舎移住のデメリット
・仕事や学校の選択肢が狭まる
・地域によっては豪雪や豪雨などの自然の驚異にあうことも
・ご近所づきあいがメンドクサイ
・車が無いと移動できない
住んでみないとわからないことは沢山あります。このようなメリット、デメリットを踏まえたうえでの一家田舎移住を検討してみるといいのでは?
田舎への移住支援制度を各都道府県ごとに調べるのは大変!
自分や家族が田舎で暮らすことを想定してみて、メリットとデメリットを比べてみた結果「よし!一家で移住だ!」となったとき、どこへ引っ越す?という問題もありますよね。
そして、その一家で田舎へ移住プロジェクトは絶対に失敗したくないですね。
そんなあなたにはこれがおすすめなのが、自治体クリップというサイト。
公式サイト ⇒ https://clip.zaigenkakuho.com/iju_seido_pref/
これは全国の支援制度がまとめられているものです。
移住のきっかけは支援制度で決めたという声もあるくらいです。
当然地方は人口不足なので人が欲しいです。
ですのでいろんな支援をしてくれています。
その支援内容と、あなた方が移住する目的が一致すれば最高ですよね?
なので、なんで移住するのかをまとめて、この支援の中でどこが一番合うかを見つけて移住することで、移住して失敗しちゃったよ・・・というのを失くせるかもしれません。
田舎移住を検討する際には、事前にその場所へ季節や時間帯を変えて何度か足を運んでみることをおすすめします。
真夏・真冬の住環境はどうなのか?ご近所さんの様子はどうなのか?は、足を運んでみなければわかりません。
そして田舎住まいすることで、職場や学校が遠くなってしまうことは覚悟しておく必要があります。
さいごに
田舎で暮らす良いイメージだけを持って移り住んでみても、ご近所さんとの距離感がつかめずに馴染めなったという話はよく聞きます。
知人の話ですけど、適度な田舎に引っ越しアパート暮らしを始めたのはいいけれど、大家さんの干渉が酷くて参ったと笑って話していました。
大家さんじたいは良い方なのですが、合鍵を持っているため知らない間に家の中に入って設備をチェックしてた・・・なんてことも。
「え?さすがにそれはマズくない?」という話をしたのですが、大家さんは引っ越してきて不便が無いかチェックしていたとのこと。悪気はないみたいです・・・それでも苦笑いですよね。
田舎ではこういったことがよくありますのでお忘れなく!
田舎暮らしにあこがれて暮らしてみるのもいいでしょう。でも、家族そろっての移住は家族みんなでよく話し合って進めてくださいね!
コメント