夏の暑い時期になると「ハチに刺された」という話をちょくちょく耳にします。
先日、母も庭の草むしりをしていた時に「ハチに4か所も刺されちゃってさ・・・」なんて笑ってっていましたが、同じ時期に、ご近所の50代男性はハチに刺されて救急車で病院に運ばれたそうです。
ハチに刺されてアナフィラキシーショックが起こることもあるんです。
「アナフィラキシーショック」という言葉は、最近では耳にすることも増えてきましたが、どのようなことを意味するかご存知でしょうか？
もしもハチに刺されて様子がおかしくなったら？
家の敷地内に蜂の巣が出来ているのを見つけたら？
蜂に刺されてアナフィラキシーショックとは？
アナフィラキシーショックとは、原因となるものを食べたり、触ったり、またはそれらが体内に入ったことで、突然複数のアレルギー症状が全身に起こることを言います。
複数というのは「じんましん」「呼吸が苦しくなる」「血圧の低下」など、二つ以上の部位で同時に起こることです。
Ⅰ型アレルギー反応と呼ばれ、血液分布異常性ショックの一つで、主な発生要因は血小板凝固因子が放出されたことによる血管の拡張です。
食物アレルギー、虫刺され、薬剤アレルギー、ラテックス（ゴム）アレルギー、抗生物質、ワクチン注射・造影剤などが原因で起こります。
アレルギー反応なので何でハチに限らず、なにに反応するかはその人次第ですね。
アナフィラキシーショック具体的な症状
- 皮膚症状･･･じんましん、かゆみ、赤くなるなど
- 消化器症状･･･腹痛、下痢、嘔吐など
- 粘膜症状･･･目のかゆみ、口腔内違和感（口腔粘膜浮腫）、腫れ、まぶたのむくみなど
- 呼吸器症状･･･くしゃみ、咳、ぜーぜーと息をしたり、息苦しさを訴えるなど
- 全身症状･･･生あくび、冷や汗、血圧低下、チアノーゼ※、けいれん、顔面蒼白、意識がもうろうとするなど
※チアノーゼ･･･酸素不足により口唇、爪が紫色になる状態
一旦発症すると、急激に症状が進むので、すぐに医療機関を受診し、適切な処置を受けます。
蜂に刺されてアナフィラキシーショック状態その時どうする？
息苦しさやショック状態、意識がもうろうとしている場合には、一刻も早く処置の必要があります。
すぐに救急車を呼ぶ又は、緊急医療を受診しましょう。
一度症状が治まったように見えても、急変することもあるので、症状が治まっても早めに医療機関の受診をしましょう。
先日、近所の男性が草刈りをしていてハチに刺された際には、数十分と経たずに意識朦朧とし手足に痙攣（けいれん）が出ていたということです。
本人は救急車を呼ぶどころではなく、高齢のお母さんが様子がおかしいことに気づきご近所さんにみに来てもらって、その方が慌てて救急車を呼んだことで、事なきを得たようですが・・・
ハチに刺されたくらいで救急車？
などと思わずに、様子がおかしいと思ったらすぐ医療機関を受診したほうがいいですね。
蜂の巣を見つけたら駆除？スプレーで退治できる？
自分の家の敷地内で見つけたハチの巣は、市役所などに連絡しても自分で処理をするように言われてしまうケースが多いと言います。
基本的には私有地に出来たハチの巣は所有者が駆除することになります。
ミツバチ、アシナガバチなら自分で駆除できます。
しかし、スズメバチなどの毒性の強い蜂が生活圏内にできた場合は、自分で駆除せず専門家に依頼するのがベストです。
実家の母が刺されたのはミツバチだったので、その後近くにあった蜂の巣はこれで取ったと言ってました。
フマキラー カダン スズメバチ バスーカジェット ５５０ＭＬ
昔の人・・・と言っては失礼だけど、うちの母にしても親戚の叔父さん叔母さんにしても、蜂の巣駆除くらいどうってことない！みたいな(笑)
「スズメバチ バスーカジェットよかったわよ～。
遠くから狙いを定めてシューってやって、ポロっと落ちたわよ！
教えてくれてありがとうね～」なんてやり取りをしてるもんですから、聞いてるこっちはヒヤヒヤもんですよ。
ノズルのロックを外して、シューっと12mも離れたところから蜂の巣駆除ができる！蜂の巣を自分でなんとかしようと思っている方にはおすすめだそうです。
さすがに大きなスズメバチの巣が出来ているときには、専門業者に依頼してくださいね！
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