あなたは「障害者ホームヘルパー」という名前を聞いた事がありますか?
「ホームヘルパー2級」を取得すると同時に取得できた「障害者ヘルパー」。
興味があり、資格を取りたいと思っていたら、いつの間にか「ホームヘルパー2級」という資格から「介護職員初任者研修」に変わったりと制度がかなり変更されていて困りませんでしたか?
結論から言うと「障害者ヘルパー」という資格はなくなったので、今後取ることはできません。
以前は、色んな資格がありました。
●訪問介護職員養成研修1級過程(ホームヘルパー1級)
●訪問介護職員養成研修2級過程(ホームヘルパー2級)と同時に取得することができた「障害者(児)居宅介護従事者養成研修2級過程」(障害者ヘルパー)
●介護福祉士
など様々な研修があり、その資格や研修は、十分に連動していませんでした。
国家資格である「介護福祉士」を取るまでの受験資格が色々ありすぎて、とても分かりづらい状態だったのです。
結果、「介護福祉士」を取得する際に学習範囲が重複する等、問題が色々あったため「障害者ヘルパー」や「ホームヘルパー2級」は廃止されることになりました。
新制度への以降により介護職の養成体制が整い、スムーズにキャリアを積むことができるようになりました。
2013年度からスタートした新体制
「介護職員初任者研修」→「実務者研修」→「介護福祉士」→「ケアマネージャー」
・旧ホームヘルパー 廃止
・旧障害者ヘルパー 廃止
という風に資格取得ルートがわかりやすく一本化しました。
●実務経験5年以上で「ケアマネージャー」
へステップアップすることが可能です。
旧障害者ヘルパーとはどんな仕事をするの?旧ホームヘルパーとの違いは何?
障害者ホームヘルパーの業務内容とは?
・食事や排泄 ・入浴の世話 ・清拭などの身体介護 ・調理や洗濯 ・掃除 ・着替え ・衣類の修繕 ・買い物 ・身体介護の記録を保管(市町村、医師、訪問看護師などと連絡を取り合うこともあります)
家事援助が中心ですが、障害のある方やその家族のプライバシーを尊重して信頼関係を確立する事が業務の上でとても重要になります。
「障害者総合支援法」のもとでは
●居宅介護 ●重度訪問介護 ●同行援護 ●行動援護
の事業に従事します。
「障害者ヘルパー」と「ホームヘルパー」は講義の内容がほとんど一緒でしたが、障害の講義の時間が異なり以下のようになっています。
(高齢者ホームヘルパー)
介護職員初任者研修過程
老化(6時間)
認知症(6時間)
障害(3時間)
このように、障害など一部の講義時間を除き、ほとんどの研修内容が重なるため全部習って、二つとも資格を「同時に取得させる」というスクールが多かったのです。
主な違いは、「ホームヘルパー」は高齢者の訪問介護で「障害者ヘルパー」は障害者の訪問介護と分けられていましたが、実際のところは、ホームヘルパーを取得していれば、実務は高齢者も障害者もどちらも行っていた事業所が多かったです。
障害者ヘルパーの資格はどうやってとるの?
「障害者ヘルパーの資格」は、現在廃止されたので「介護職員初任者研修」を受講することになります。
研修期間は、130時間です。
概要については、
・講義40時間
・実技スクーリング90時間
ホームヘルパーと違い、実習(施設などに伺って実務研修をする)がなくなった代わりに実技の時間数が増え、終了時に1時間程度の筆記試験が行われることになりました。
障害者ヘルパーとして働くにはどうしたらいいの?
「障害者ヘルパー」は廃止になってしまいましたが、今後は「介護職員初任者研修」を受講することで同様の仕事ができるようになります。
「介護職員初任者研修」は、全国に多くの数が存在します。
有名な「ニチイ学館」は、全国に300もあり、その他にも「三幸福祉カレッジ」など沢山のスクールがありますので、お近くのスクールに気軽に問合せしてみてくださいね♪
費用は、スクールによって異なり約4万円~10万円と幅広くありますが、通いやすさや信頼できる所を選ぶことをお勧めします。
介護の仕事は、高い技術力を持った人の方が心身の負担が少ないです。
また、あなたが「腰を壊してしまった・・・。」という事がないように、しっかりと「ボディメカニクス」等、色んな技術を習得したいですね♪
さいごに
介護のお仕事に興味を持たれたあなたの「志」は、誰にでも芽生えるものではありません。
「お世話をしてあげたい」という気持ちに介護の技術が伴う日が来たとき、あなたは、介助した方々からの感謝の気持ちを背負って次のステップに進んでいくのでしょう。
辛い日もあるかもしれませんが、あなたが信じた道を応援しています!
まずは、資料請求やお近くのスクールに問い合わせて一歩踏み出してみましょう。
頑張ってくださいね!
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