今朝の「スッキリ!!」で、車の自動運転技術の話をしていましたが。
60代の方が運転する、自動運転車がどのような動きをするかというものでした。
高速などではスムーズでしたし、前方に右左折車がいても、見極め、どちらが優先かで
動くというのだから、すごいですよね。
車庫入れに関しても、ボタン一つで自動運転モードに切り替えて、行うことで
何度もハンドルを切り返すようなことが、なくなるというものでした。
現在、国内では「トヨタ自動車」「日産自動車」「富士重工(スバル)」「ホンダ」「三菱自動車」
などで開発中とのことですが、各社の※SAEインターナショナルの定義によるればる状況をまとめると
「トヨタ自動車」・・・2015年10月、SAEインターナショナルの定義におけるレベル3での自動運転実験を
首都高速の有明ICから福住ICの間約5.5kmにおいて実施しています。
これは限られた走行環境において、システムによって車両周辺環境の監視と、運転操作の一切が行われ、
ドライバーはシステム側からバックアップの要請があった場合のみそれに対応するという形で車両が走行します。
「日産自動車」・・・日産自動車はSAEレベル3での自動運転技術導入に向け、「プロパイロット1.0」の
一般道および高速道路での走行実験を完了し、今年7月にその様子を公開しています。
「富士重工(スバル)」・・・アイサイトによってシステムによる運転サポートをいち早く可能にし、
2017年までにはそのアイサイトをバージョンアップさせる形でSAEレベル2での自動運転を
2017年までに実用化することを目指しています。
「ホンダ」・・・ホンダもトヨタと同様に、2015年11月には、レベル3での自動運転実験を
自動車専用道路にて完了させ、メディアに公開しています。
「三菱自動車」・・・三菱自動車も、2016年2月には、レベル3での自動運転の実験映像を公開しています。
※SAEインターナショナルの定義
「レベル0」ドライバーがすべての主制御系統の操作を行う
「レベル1」加速・操舵・制動のいずれかをシステムが行う状態。自動ブレーキなどの安全運転支援システム。
「レベル2」加速・操舵・制動のうち複数の操作をシステムが行う状態。ドライバーは常時、運転状況を監視操作する必要がある。
「レベル3」加速・操舵・制動を全てシステムが行い、システムが要請したときはドライバーが対応する状態。
緊急時やシステムの限界時には、システムからの運転操作切り替え要請にドライバーは適切に応じる必要がある。
「レベル4」完全自動運転。加速・操舵・制動を全てドライバー以外が行い、ドライバーが全く関与しない状態。
安全に関わる運転操作と周辺監視をすべてシステムや外部に委ねる。
参考:addilight , Wikipedia
高齢者の自動車事故が相次でいるということで、自動運転技術が取り上げられますが、ウチの旦那さんは自動車業界に
いたことがあり、事故の現場へちょくちょく出向いていた経緯もあり、高齢者の自動車事故は
今に始まったことではない。週に2~3件は、こういった事故があって、死亡事故は少なかったとしても
人身事故、物損事故はしょっちゅうだったと言っています。
「レベル3」が実用化となったとき、AI(人工知能)が搭載された自動車で、
例えばですが、事故が起きたらどうなるのでしょうか?
ウチの旦那さんとの議論したのは、この点でした。
自動車保険・自賠責保険はどうなるのか?
どの部分まで補償してくれるのか?もしくは、今後、自動車保険・自賠責保険自体が大きく変わるのか?
アメリカの運輸省は今年2月、グーグルが開発を進める自動運転のための人工知能について
「人の存在なしで車が運転しているのであれば、実際に運転しているものをドライバーとみなすのが合理的だ」
として、人工知能をドライバーとみなす初めての判断を示しました。ということは、車を製造する
メーカーの責任ということで、メーカーの責任をカバーする補償も必要になってきますね。
日本ではどのような判断になるのでしょうね?
こういった意味では、自動車業界、保険業界ともに大きな変化は近々来るのでしょうね。
私たちの子供、孫世代では自動運転車が当たり前の世の中かもしれません。(笑)